『昭和堂薬局』

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癌はどうして増えているんだろう?

 日本人の2人に1人が、一生のうち1回は癌になるっと言われています。

 

 また、男性の43.4%、女性の25.3%は、生活習慣や感染が原因で癌が起こるとされています。

 

 そもそも、癌は、自分の遺伝子の突然変異で発生します。この為、「遺伝子の老化」が原因と表現されたりします。

 

 元々、自分の正常細胞から発生しているので、自分の免疫細胞が認識しにくかったりします。それにプラスして、人間の寿命が伸びたことにより「遺伝子の老化」、「免疫細胞の老化」などが重なって、癌に罹患する率が上がったこともあると思います。

 

 癌に影響すると言われている物には、喫煙、飲酒、食物・栄養、身体活動(運動など)、体格(肥満など)、感染、化学物質、ホルモンなどが挙げられます

 

 予防のためには、上に挙げた項目を見直していく必要があります。(しかし、私も含めて、ほとんどの人は、なってから改善する場合がほとんどだと思います。)

 

 その人の環境的(経済的)な要因も大きく作用すると思います。

 

 便利で清潔な環境が好まれるこの世の中で、自分が口にしているものやCMなどで流れている消毒液の噴霧などなど、考えてみて欲しい物や事って意外とある気がします。

 

 2人に1人が癌になるのです。以外と自分は関係ないと思っているかもしれませんが…


昭和堂薬局 | 2024年11月16日

 

前回の続きです。

 前回の続きです。

 

 「点滴、内服が再開しましょう」と主治医に言われたんですが、よく考えると、治療が一時中止になったのは、血液検査のデータが問題になったんだから、血液検査で下がったことを確認してですよね。

 

 血液検査のデータの問題ではなく、それを理由に手術がしたかったのかなぁ⁉️

 

 一時、幹部に違和感を感じていましたが、今はそれほど感じなくなりましたが、お腹や腰のあたりが痛くなったりすると気にはなりますね。

 

 癌が小さくなったと言ってもある事はあるんですから、なんとか見えなくなるまで頑張りたいです

 

 以前、肺に怪しいものが見えていたんですが、それはすっかりなくなりました。

 

 なんとか、重篤な副作用が出ないようにしないといかませんね。


昭和堂薬局 | 2024年11月12日

 

店主が癌になった。No.5

 本日(11月6日)、受診して来ました。

 

 私の希望が叶い、再びインライタの内服とキートルーダの点滴を再開することになりました。

 

 医局のカンファレンスで、もう少し小さくした方が良いのではっという事になったらしいです。

 

 どんな風に、薬の再開、オペの先延ばしに話を持って行こうか考えていた私としては、やや拍子抜け

 

 自分で飲んでいる漢方薬(サプリの含む)以外は使っていなかったので、やや不安だったことと、気にするとなんだか癌の存在を感じてしまって…

 

 自分としては、漢方などやれる事はやっていると思っているんですが、なんとなく不安な3週間でした。(以外に弱い自分を見ました。)

 

 お客様には、励ましの言葉をかけているのに…

 

 今回、腫瘍の画像欲しいと言ったんですが、「転院など特別な理由がないとあげられない」と断られてしまいました。

 

 もらえたら、皆さんにどれぐらい小さくなったかお見せしようと思ったんですが…

 

 また、状況報告をいたしますんでお楽しみにしてください。

 


昭和堂薬局 | 2024年11月6日

 

冬の養生法

東洋医学では四季それぞれの特徴にあった養生法を考えます。
 季節に背くようなことをすると、それぞれの季節に応じた病気に繋がると考えられています。

 

 冬は厳しい寒さで陽気が抑えられ、陰気が盛んになる季節です。万物が静かに落ち着いている「陰」の季節は、早寝、遅起きをし、活発な活動でエネルギーを消耗することは避け、「蓄える」ことを第一にゆっくり過ごす季節です。また、冬の寒さは自然界の邪気「寒邪」となって身体に侵入し、さまざまな不調を引き起こす原因にもなるので注意が必要です。寒邪の侵入によって身体が冷やされると、カゼ、関節の冷えや痛み、四肢の冷えなどの症状が現れます。

 

人体の五臓の中で、冬と関係が深いのは「腎」
  「腎」は人体の生命活動を維持する栄養物質である「精」を貯蔵し、全身に精力を与えて根気を生み出します。また、免疫力や防衛力の要であり、心身の成長発育を促す働きがあります。同時に、生殖活動を生み出します。つまり腎は人体の生命活動を維持するエネルギーを蓄え、全身にこれを供給し、健全な働きを維持する役目を担っているのです。そのため、腎が弱ると、生命エネルギーが衰えて気力、体力も低下し、活動量も落ちてしまいます。

 

 もうひとつ重要な働きが、腎は体内の水分を蓄え全身に分布させ、尿を生成し排泄して水分代謝を管理しています。さらに腎は、骨と髄の成長発育と密接に関係しその異常は、その窓口である耳に表れます。古典では、「腎気は耳に通じ、腎和すればよく五音を聞く」(霊枢脈度篇)とされ、腎と耳が密接な関係にあることを説明しています。

 

冬は「鹹味(かんみ)」(塩辛い味)が必要!
 冬は腎臓が一番働く季節と述べましたが、漢方で言う「腎」を助ける味、冬に必要な味は、「鹹(かん)」という味で、これは塩辛い味です。腎臓を助ける味は「ミネラル」であると漢方の世界では言われています。現在の食塩・純度の高い塩化ナトリウム(NaCl)の味を指すのではなくて自然のミネラルを含む塩と考えたほうがよいようです。

 

 寒さの厳しい北海道・東北と一年を通して暖かい南九州・沖縄の食生活を比べると、大きく異なるものの1つが塩分の摂取量です。北国では味噌やしょうゆの塩分濃度が高く、漬け物や佃煮、魚の塩漬けなど保存のためにも塩をふんだんに用いた郷土料理がたくさんあります。それは、塩気の多い食べ物には、体を温める作用があるからです。血液内の塩分濃度が高まるとエネルギーの燃焼作用が盛んになり体温が上昇するのです。塩分の多量摂取は寒さに耐え、体が冷えるのを防ぐための人間の知恵なのです。冬に弱りやすい腎を補うのも、塩をはじめ味噌やしょうゆなどの塩辛い味である鹹味の食材です。鹹味は大小便の排泄に不可欠な味であり、「腎・膀胱」の機能を補い泌尿器の働きを助けて、体内の水分代謝を調整する働きがあります。腎気を養い、骨髄を丈夫に保ち衰えたエネルギーを回復するためにも無くてはならないものです。ほかの食物では取れないナトリウム、マグネシウム、亜鉛等のミネラル類の補給源でもあるのです。

 

 ところが、現在では塩分が必要以上に敵視されています。「高血圧に塩は駄目じゃないか!」といわれます。しかしながら、天然塩を代表に、バランスの取れたミネラル塩や醗酵物の塩を適量取るには問題はありません。むしろ化学薬品のような塩化ナトリウムを食塩として取ることが問題なのです。天然塩の中には、苦汁(マグネシウム)が入っており、これは心臓を守り助ける苦味となります。化学薬品の塩化ナトリウムの鹹味だけに較べ、天然塩は鹹味に苦味が入ることにより血圧を上げにくくするのです。

 

 また鹹味には、硬いものをやわらげる作用があり、体にできたしこりを解消する効果もあります。昔の人は肩が凝ると入浴時に塩を肩にすり込んだそうです。北国の人々は、「寒邪」によって血管も毛穴も収縮し、水分代謝をコントロールするために、「腎」に過剰な負担がかかります。それを防ぐために、体を温めて腎を保護する鹹味の食べ物を必然的に多く取り入れてきたのです。


昭和堂薬局 | 2024年11月5日

 

10月16日病院に行って来ました。

10月16日、病院に行ってきました。

 

血液検査、尿検査、造影剤を入れたCT、そしてキートルーダの点滴に行く予定でしたが、まさかの血液検査で引っ掛かってしまい、点滴およびインライタの内服が中止に…

 

ACTHの値が少し高かったんですが、中止するほど?

 

ACTHは、副腎皮質刺激ホルモンですから、コルチゾール(ステロイドホルモン)が高くなるって事ですね。結果的に免疫力が下がるなどなど…

 

9月から仕事が忙しく、10月16日の病院の日まで休み無し。このストレスで高くなったんじゃないかと主治医に控えめに主張しましたが、「薬の副作用だと思うよ。」で主張は却下!

 

画像の結果は、前回よりさらに小さくなっていました。(見つかった時と比べるとかなり小さくなっています。)

 

この結果で、手術で切除という選択肢が浮上してきました。(前回のCT後も言ってたんですけど、主治医は)

 

今回は更に現実味が… 切除なしで腫瘍が見えなくなるのを希望していた私はショック。 昔から、外科系の診療科は切るの好きだと思っていましたが、やはり。

 

来月の診察では、どんな展開が待っているのか⁉️

 

 


昭和堂薬局 | 2024年10月22日

 

店主が癌になった。No.4

 最近は、どうなんだろう⁉️

 

 自分の意識の中に、癌を患っているという意識がなくなる事が出てきました。(仕事が忙しすぎるのかもしれない。従業員が入れ替わり、決算、薬局の許可更新などが重なり…)


 その為、薬を飲み忘れるんです。インライタを…

 

 漢方を飲む量もやや少なくなっている気がします。慣れなんでしょうかねぇ。まずいですね。


 そろそろ(今月)、2回目のCT検査(今回は、造影剤を入れての検査)です。こんな状態だと結果が怖いですねぇ。

 

 前回のCTの結果が良かった為の油断以外の何者でも無いかもしれません。体調が万全と言うわけでないのに…(腹痛があったり、倦怠感が出たりなどなど、腹痛に関しては、シベリア霊芝が良いようです。飲んでいると腹痛が消えます。)

 

 薬剤師で有るまじき行為でした。

 

 次回のCTの結果が出たら報告します。


昭和堂薬局 | 2024年10月5日

 

秋の養生法

 秋は五穀豊穣の季節です。私たち日本人が主食としてきた米や粟、黍、稗などの穀物が実りのときを迎えます。そして、残暑が終わり、夏に疲れた胃腸の調子も整って食欲が増す季節です。空は高く、空気は澄み、健康や体力の回復には良いので、「食欲の秋」「スポーツの秋」といったりするのはこのためです。しかし、夏から冬に変わっていく過渡期であるため、日中と朝夕の気温差が激しく、同時に空気は非常に乾燥してきます。そういった面では体調管理が難しい時期でもあります。

 

秋は「肺」と関係が深い
 秋は「肺」と関係が深く、肺は皮膚や体毛をコントロールし、肺の異常は空気の出入りする鼻に表れるとされます。また、肺は五臓の中で一番高い場所にあるので、「五臓六腑の蓋」と呼ばれ、気管やのどを通じて外界に直接接し、外気の影響を受けやすい臓器です。そのため、秋は大気の乾燥による影響を受け易く、秋に起こりやすい咳、鼻炎、喘息、皮膚のかさつきなどの症状は、乾燥した大気を取り込むことにより肺が乾くことが原因で起こるのです。

 

 また、「肺」は「大腸」と表裏の関係にあり、肺と大腸は互いに連動しています。そのため、気温が低下して皮膚が閉じると鼻や口などの呼吸器とともに、大腸も余分な水分や老廃物を体外に出さなければならず、スムーズに排泄されずに滞った毒素は、ニキビや吹き出物、シミとして皮膚に現れるようになります。このように、「肺」と「大腸」は密接な関係にあり、「肺」の支配下にある皮膚に症状が現れるのです。

 

 東洋医薬学でいう「肺」は、肺単体のことではなく、その影響を受ける皮膚や鼻、表裏一体の関係にある大腸を含めた部分を示し、そのおもな働きは、呼吸によって気(エネルギー)を取り込み、全身に運搬し、臓腑器官の働きを助け、体液を調節し維持することとされます。そのため、ひとたび「肺」が「燥邪」に侵されれば、その異常は、咳、疵、鼻づまり、くしゃみ、鼻炎、喘息、便秘、下痢、腹痛、皮膚や頭髪の乾燥など、幅広い症状として出現するのです。

 

 秋の養生は、こうした大気の乾燥から体を守り、冬に備えて免疫力を高めることが大切なのです。

 

肺を補う辛味の食材
 辛味の食べ物は、大気の乾燥や気温の低下で働きの弱まった肺や呼吸器の負担を軽減する効用があります。「燥邪」による症状を未然に防ぎ、「肺・大腸」を補う働きをもつのが辛味の食材です。ねぎ、しょうが、わさび、唐辛子などの薬味や香辛料はもちろん、東洋医学では、大根、たまねぎ、しそ、にらなど、ほのかに辛味のある食材も辛味に配当します。ビール以外の日本酒や焼酎、ウイスキー、ワインなどのアルコールも辛味に配当されます

 

 辛味の食材は、体を温めて余分な水分や滞った気の流れを促し、発散を助ける作用があります。お酒がストレス解消に利用されるのも発散作用があるからです。風邪の初期に、辛味の酒としょうが、卵を合わせた「卵酒」が飲まれるのも、皮膚からの熱の発散、発汗を活発にするためです。

 

 辛味はまた、大腸の働きを活性化して便通を改善する作用もあります。皮膚や呼吸器のみならず、肺と表裏一体の関係にある大腸にも働きかけて、秋に弱りやすい臓腑器官を手助けしているのです。


昭和堂薬局 | 2024年9月5日

 

店主が癌になった!No.3

 最近、思っている事は、免疫チェックポイント阻害剤が効かなくなることがあるんだろうか?(抗生物質に対する耐性菌のようなこと)という事です。当店に来店されたお客様が、免疫チェックポイント阻害剤を10が月くらい使っていて、効かなくなってきた可能性があるとドクターに言われたと聞きました。

 

 メカニズム的には、単純に自己の手であるチェックポイントを塞いでいるので、これができなくなることは考えにくい気がします。調べてみると耐性ができる作用機序としては、癌自身が更に遺伝子変異することにより、耐性獲得を許してしまうと言っています。(何となく納得できず)

 

 そもそも、この免疫チェックポイント阻害剤が全ての方に効果があるわけではありません。この薬が使われるようになった当初は、1~3割が有効と言われていました。(現在はどうなのか調べていません。すみません。)ですから、効かない方の方が多かったのです。

 

 では、効果のある方は、どんな環境なのか?

 1つ目は、がん局所にあるがん細胞などが、免疫チェックポイント分子を多く発現していること。もう一つががん局所に免疫細胞であるT細胞が浸潤しているかどうか。また、T細胞ががん細胞を認識しやすい状態(変異タンパクが多い)にあるかどうかだそうです。

 

 がん細胞は、がん局所にT細胞が分泌したINF-γ(インターフェロンガンマ)が多くあると免疫チェックポイント分子が多く現れます。これもT細胞ががん局所に浸潤していないといけないことになります。

 

 これらの事を考えると、効かなくなってくるのは、がん局所の環境の変化で効かなくなることがあるのではないかと言う事です。実際に、治療開始当初は効いていたのであれば、その環境が維持できれば効果は持続するのではないかと思うのです。

 

 実際に、がん細胞の遺伝子変異で効かなくなることもあるとは思いますが、自分の免疫力が低下して、がん細胞を叩けなくなっている方が納得しやすいですし、対策も取りやすいかなぁと思います。季節の変化や色々なストレスが私たち人間には起こります。その環境に合わせて対策をしてみることが良いのではないかと思います。


昭和堂薬局 | 2024年8月27日

 

店主が癌になった!No.2

前回の続きです。

 どのくらい治療効果が出ているか見てみようという事になった。(私としては、何も変わってないのではないかと思っていました。大きくなってたらショックでしょうが…)

 

 今回の検査は、免疫チェクポイント阻害剤(キイトルーダ)を3週間に1回点滴投与して、同時にチロシンキナーゼ阻害剤(インライタ)を1日2回毎日服用していく治療です。しかし、病院には、外来で抗がん剤の投与をする部屋があって、その部屋が空いていないと点滴ができないので、間隔が4週間になったりしています。*抗がん剤を定期的に投薬している人って意外と多いんですね。ビックリです。また、一般的な抗がん剤は点滴時間も長くかかるようで大変そうです。

 

 5月8日、6月3日、24日と点滴して、3回目(6月24日)の点滴終了直後にそのままCTを撮影しました。(治療結果の確認です。)結果は、7月8日に聞きに行きました。何と大変よく効き、腫瘍の大きさが半分ほどに縮小していました。(ドクターもビックリ⁉️)

 

 今回の結果は、免疫チェックポイント阻害剤の2回の点滴とチロシンキナーゼ阻害剤47日間の内服でです。その間、色々あって仕事のストレスが普段より多くかかっていたのにです。漢方薬のサポート無くしてこんな効果出ないんじゃないかと感じています。(内心、癌が良くなっていく人って、人生をリスペクトして、心安らかに治療している人じゃないかと思っていたので、自分は良くなっているとは思っていませんでした。)

 

 でも、小さくなったと言っても、見つかった時が大きかったのでまだまだです。身体的には、血圧と頭痛、下腹部の痛みです。最近台風などの影響なのか頭痛が多いですね。漢方の活血薬で何とかしています。(痛み止めは飲みません)腹痛は、やや私の持病的なものがあるので、夏はややしょうがないのかなぁ。(どこが痛いか、痛む場所で判断できませんが…)また、チロシンキナーゼ阻害剤で、血管新生を抑制しているってことは、血管内皮細胞の増殖を抑制しているので、そのうち血管ももろくなるかもです。薬の副作用が出ないようにしながら、効果を維持するのは、色々気を使いますよね。

 

 それでも、仕事はしています。疲れますが、お客様には、ご迷惑はかけられませんから。

 


昭和堂薬局 | 2024年8月18日

 

店主が癌になった!

まさか、私に癌が…
 2024年4月に腎細胞癌になっている事が判明した。(右の腎臓全体の大きい癌と言われました)
 それまでの経過などから、何となくそんな気がしていたので、ビックリしたり落ち込んだりする事はなかったです。但し、「何としてでも克服したい」と思いました。*自分では血管系の病気にあるんじゃないかと思っていたんですが…


 できた場所が幸いして、免疫チェックポイント阻害剤(2018年にノーベル賞が授与された)とチロシンキナーゼ阻害剤(血管内皮細胞の増殖を阻害して、新生血管を抑制する薬)の併用で治療がスタートしました。(5月8日から)
*(癌細胞は、自分達を守るシステムを持っているので厄介なんです。チェックポイントは、癌細胞は遺伝子の変化で非自己になっていて、自分の免疫細胞の攻撃をうけるのですが、大きくなった癌細胞は自己である印の手を上げています。それを先に塞いでしまうことによって、自己の免疫細胞が攻撃出来るようになる薬が、免疫チェックポイント阻害剤です。チロシンキナーゼ阻害剤は、癌細胞は細胞分裂のスピードが早いため、栄養が不足します。それを克服するために、新しく血管を引き込んで栄養を得ようとするのです。この血管新生を抑制する薬です。この二つをブロックする薬を使ったのです。)

 

 幸い、一般的な抗がん剤とは違い、脱毛や嘔吐などはないので、病的な見た目や極度の衰弱はありませんでした。しかし、幹部の痛みのような違和感、倦怠感や皮膚の違和感(皮膚が固くなっている感じ)、頭痛、高血圧、内出血しやすいなど、健康の時とは違う身体の違和感はありました。(今の状態で、頭を強くぶつけてりしたら血管が切れるかもしれませんね。血管がもろくなっています。)自己免疫疾患になったり、血管がボロボロになるような事など、重篤な副作用が出ると治療が続けられなくなるんでしょうね。

 

 当初、この治療が決まって、この治療はがん細胞を直接叩くものではなく、自分の免疫担当細胞が癌細胞と闘いやすくしている薬ですから、自分の免疫を上げていく必要があります。そこで、主治医に漢方薬を飲むことを宣言し、治療開始前から飲み始めました。元々、漢方薬は飲んでいたんですが…
*主治医には漢方を飲む宣言をした時、失笑されました。

 

 中医学的に癌は、瘀血や痰という邪が発生したと見ることから駆瘀血剤と補気血薬、健康食品の乳酸菌を飲みました。(目的は、がん細胞が血管を引き込んだりすることにより、血の滞りである瘀血が発生しているので、それを活血することにより瘀血を取り省く、気を増やしたり、乳酸菌で免疫活性を上げることにより、自己の免疫細胞ががん細胞を叩くようにすることでした)実際、飲み始めて効果の実感はそれほどありませんでした。(治療の副作用予防も含めて考えていたので、治療が始まっても副作用によって治療を中止しなければいけないようなことは起こらなかったことは、漢方薬が寄与したのかなぁと思っています。)

 

まずは、ここまでにして、次回に途中経過を報告したいと思います。

*次回は、本人もドクターもビックリの結果が…


昭和堂薬局 | 2024年7月29日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。