今月より、若い男性薬剤師が入社しました。
新卒ではありませんが、イスクラ塾で1年間みっちり中医学(漢方)を勉強して来たので、漢方の知識はばっちり、後は経験だけですね。
出身は長崎県佐世保です。坂本龍馬、東郷平八郎、秋山真之辺りを連想してしまうのは私だけですかね。
背が高く、優しい子ですから、一度顔を見に来て下さい。
よろしくお願いします。
横浜ポルタ店045-453-2215
今月より、若い男性薬剤師が入社しました。
新卒ではありませんが、イスクラ塾で1年間みっちり中医学(漢方)を勉強して来たので、漢方の知識はばっちり、後は経験だけですね。
出身は長崎県佐世保です。坂本龍馬、東郷平八郎、秋山真之辺りを連想してしまうのは私だけですかね。
背が高く、優しい子ですから、一度顔を見に来て下さい。
よろしくお願いします。
にきびって気になりますよね。ジジイの私でも顔にできると気になりますから…
特に思春期の10代後半ではできやすく、みなさん経験している人多いですよね。
最近は、大人のにきびも増えています。
にきびの主な原因は、アクネ菌である事は有名です。但し、このアクネ菌は、通常我々の皮膚にいる菌なのです。皮脂が多くなったりすると増殖して、炎症を起こしてしまうのです。
漢方的には、赤いにきび、黄色いにきび、白いにきび、紫のニキビがあります。
赤いにきびは、炎症が強く、生理前後でひどくなりやすく、便秘気味で、口が渇く、イライラしやすい、目の充血などがあり、脂っこいものや甘いものを好みます
黄色いにきびは、赤く腫れて化膿しやすいにきびです。熱症状が強く、暑がりで、のぼせやすく、イライラして、女性はおりものが黄色くなります。赤にきびの人達よりも更に脂っこい食べ物や甘いジュースを好みます。
白にきびは、呼吸器や胃腸の弱い人に多いにきびです。元々胃腸が虚弱で風邪をひきやすく、元気のない人に多いにきびです。
紫のニキビは、血液の巡りが悪く、老廃物が溜まりやすい人達のにきびです。治しにくく、跡が残りやすいです。
人によっては、単純ではなく、いくつかのにきびが合わさっている人もいます。また、にきびは、治しにくいものが多く、漢方薬だけではなく、生活習慣や食生活の改善も非常に重要です。特に、不規則の生活や寝不足、脂っこい食べ物や甘い食べ物は少し控えるようにしましょう。
簡単に書きましたが、にきびの治療はそんなに簡単ではありません。何種類かの漢方薬を組み合わせて治療することになります。しっかり治さないと繰り返し起こってしまったり、跡が残ってしまうので早めに治すことをお勧めします。
前回の続きです。
さまざまな原因で引き起こされる「瘀血」を解消して、本来の血液の流れに戻す働きが「活血」です。活血は日々の生活習慣改善が重要ですが、漢方薬の「活血剤」の力を借りることも一つの方法です。ただし、漢方だけに頼るのでなく生活習慣も改善する必要がありますが…
その中でも、近年注目されているのが「丹参」です。日本ではまだあまり知られていませんが、「丹参」には優れた活血の働きがあり、中国では古くから使われてきた生薬です。また「川芎」「芍薬」「紅花」なども活血の働きがあります。
瘀血はストレスなどによる気の滞りが原因になることもあります。気の滞りには「木香」「香附子」などがよく用いられます。
最近、コロナをきっかけにライフスタイルが変化しています。世の中はほぼコロナ前に戻ってきて、繁華街の人出は以前に戻りつつありますが、仕事はリモートで家から出なかったり、必要のないと出かけないなど体を動かすことが少なくなっている人達も多くいらっしゃいます。それに伴い気血の滞りで体調を崩す方も多く見受けられます。
身に覚えのある方も多いんじゃないでしょうか。
漢方医学に「瘀血」という漢方用語があります。これをわかりやすく表現すると、うっ血や血行障害など血の滞り、血管外に漏れた血などのことです
脂肪や塩分が多く、カロリーの高い食事や職場や家庭でのストレス、運動不足などの生活習慣が瘀血の発生原因になります。外傷や一部の病気が原因になるケースもあります。その瘀血は病理産物であると同時に、瘀血が新たな病気の原因になることもあります。
そのような中で、活血化瘀剤が注目されています。この活血化瘀剤は、血液がドロドロしたような状態をスムースに流れるようにする働きがあります。まさに瘀血を改善する漢方薬です。
肩こりや頭痛、心筋梗塞や脳梗塞、痛みの疾患、子宮筋腫などの女性の疾患など、瘀血と関わりのある疾患は少なくありません、活血化瘀剤を有効活用して、病気の治療や予防に、そして健康で穏やかな生活のために利用してみるといいのではないでしょうか。
瘀血とは、血液の流れが悪く、滞りやすくなった状態です。いろいろな病気に繋がりますので注意が必要です。
あなたの瘀血度は?是非、チェックしてみてください。
□頭痛や肩こりがある(5点)
□目の周りにクマがある(6点)
□体の局所にしこりがある(6点)
□あざができやすい(6点)
□決まったところに痛みがある(5点)
□手足のしびれや麻痺がある(3点)
□狭心症の発作を起こしたことがある(6点)
□手足の静脈が浮き出ている。また静脈瘤がある(3点)
□お腹の静脈が浮き出て蛇行している(6点)
□皮膚につやがなく、かさついたり、ざらつく(3点)
□シミが多い(3点)
□便が黒っぽい(6点)
□生理不順または生理痛(6点)
□月経血が黒ずみ、塊が混じる(6点)
□痔になりやすい(4点)
□子宮筋腫、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣、卵巣嚢腫などがある(5点)
□舌の色が暗く、紫っぽい。また、斑点がある(6点)
□舌の裏側の静脈が浮いて蛇行している(6点)
□唇やはぐきの色が黒っぽい(4点)
□集中力にかける、忘れっぽい(4点)
10~18点 軽度
19~30点 中度
31点以上 重度
解説
舌や唇、皮膚が紫色を帯びることは、血液がドロドロと汚れている証拠です。頭痛や肩こり、神経痛などの痛みは血行不良によって起こります。痛みしびれは血液供給を絶たれた神経の悲鳴と言えるでしょう。痔や生理痛、静脈瘤なども根本原因は瘀血になります。肛門の血流がうっ滞すれば痔になります。月経血がスムーズに排泄できなければ生理痛が生じます。その他、瘀血は動脈硬化を進行させ、ひどい場合は血管の詰まりの原因となります。
女性にとって更年期は、生理現象ではありますが、人によっては非常に辛い時期になる場合があります。更年期障害の発症は個人差があります。その中で、心理的に抑鬱状態の人は、穏やかな生活を送っている人よりも発症率が高いようです。
中医学では、更年期障害を経断前後証侯と言います。一般的な症状としてめまい、耳鳴り、ほてり、のぼせ、発汗、動悸、不眠、不安感、イライラ、疲労、冷え、口渇等々多彩な症状があります。 中医学的に更年期は、生殖を主る「腎」の衰えにより、生殖軸である心―腎―子宮がうまく働かなくなって起こります。そのため、補腎が基本となります。
中医学的には、腎陰虚によって心肝を滋養できなくなるという解釈です。そして、発熱やのぼせ、ほてりといった熱症状を伴うので、陰虚火旺という状態であるため、陰虚火旺の漢方を処方しますが、それだけではうまくいかないケースが多いです。実際には、発熱や多汗などは、精神的症状や気持ちの高ぶりなどがあるときや特定の時間(午前中)に起こることも多くあることから、「心」に原因があるケースが多く、心火の高ぶりや心気の不足と解釈する方がうまくいくことが多いです。
病院やクリニックでは、ほてり・のぼせ・多汗・動悸などは自律神経症状のため、肝系の漢方薬や子宮系の瘀血(簡単に言うと血流が悪いまたは血液の滞り)の薬が多く処方されていますがこれもうまくいっていないことも多いです。
更年期障害の中医学的なアプローチは、「心」を中心に考えていく方がうまくいんのです。
馴染みのない表現での説明で分かりにくいかもしれませんが、「心」を安定させる安神薬が含まれる処方を試してみるとよいと思います。
養心安神薬
遠志(オンジ) 合歓花(ゴウカンカ) 合歓皮(ゴウカンヒ) 酸棗仁(サンソウニン) 秫米(ジュツベイ) 小麦(ショウバク) 柏子仁(ハクシニン) 夜交藤(ヤコウトウ)など
重鎮安神薬
琥珀(コハク) 磁石(ジセキ) 紫石英(シセキエイ) 朱砂(シュシャ) 珍珠(チンジュ) 珍珠母(チンジュモ) 鉄落(テツラク) 白石英(ハクセキエイ) 牡蠣(ボレイ) 竜骨(リュウコツ) 竜歯(リュウシ)など
最近、漢方相談にお見えになっている方の愛犬や愛猫に漢方薬や健康食品を飲ませたいという相談を受けることが多くなっています。(自分がペットの話をするからかもしれませんが…)
実際に我が家の愛犬にはいろいろな物を飲ませてきました。その愛犬は16歳になる一か月前に亡くなってしまいましたが…。去年の8月です。現在は新しい子を家に連れてきています。
犬種は、ミニチュアダックスです。最初の子と暮らしていて、最初に感じたのは白内障が早かった点でした。もしかして食事の影響かな?と思って大麦若葉の青汁を餌に混ぜてあげました。するといろいろな物にぶつかっていたのがやや改善しました。しかし、しばらくすると元に戻ってしまったので、白内障になったものは治らないよなぁという結論です。しかし、食べ物の影響だろうと判断しています。今のドックフードはよくなっているのでそんなことはないのでしょうが、当時は…
その後は、食事も工夫していました。ペットを飼っている方にお話を聞くと、皆さんいろいろ工夫されていますね。食べるものは重要ですね。
その後、晩年(10歳くらい)ですが、耳下腺に腫瘍ができました。獣医さんと相談し手術はしないで様子を見ることになりました。ということでこの腫瘍が良性か悪性かはわかりません。しかし、愛犬本人は非常に気になるらしく、よく耳を後ろ足で掻いて出血をしていたので、どうにかならないかなぁと思い乳酸菌の死菌製剤と漢方の田七人参製剤を餌に混ぜて飲ませました。後で分かったことですが、乳酸菌の製造メーカーはペット用も発売していることを知りました。お客様の愛猫が飲まれていたのです。
数年辛抱強く続けていて半ばあきらめていたころ、腫瘍がとれました。
びっくりしました。とれるなんて思っていなかったですから、何とか大きくならないようにと思っていたので…
実際には、たまたまかもしれませんし、飲ませていた物がよかったのかはわかりません。
現在は、犬や猫の鍼灸をやってくれるところもあるようです。愛犬に漢方を飲ませたい方がいらっしゃったら、つたない経験ですがお話聞きます。最近は猫派の方が多く、お客様の飼われているペットも猫ちゃんが多くなっています。猫ちゃんは飲ませるのが大変です。中々漢方を飲んでくれないので、飲ませる覚悟が必要ですね。
肥満は、いろいろな病気の第一歩です。生活習慣病はもとより、心・脳血管系の病気や癌などあまり関係なさそうな病気までリスクが大きくなります。
最近、言われていることが、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクです。実際医療現場ではそれを直面しているそうです。また、肥満の程度によりますが、脂肪がつきすぎて挿管ができなかったり、エクモという人工肺がつかえないケースもあるそうです。
相対的危険度が1.2~1.8とされています。約2倍です。かなりリスクが高いと言えるのじゃないでしょうか。
鳥インフルエンザのときにも、肥満のリスクは知られていたので、新型コロナウイルス感染症だけというわけではないのですが
そのメカニズムは解っていないのですが、①肥満症ではウイルス感染効率が高まる、②ウイルスに対する防御が低下する、③過剰な炎症反応で、血栓ができやすく肺血栓・心筋梗塞・脳梗塞につながる。などがあるそうです。
一般的に肥満がそれほど体に悪いことだと思っていない人が多いように思います。しかし、実際に新型コロナウイルス感染症になって重症化して、太っているので挿管などできないので… と言われたら
現在、かなり感染者数が増えています。今のうちに対策をとっておいたほうがいいのではないでしょうか。
表題の「精神疾患の病因は脳だけじゃなかった」は実験医学6月号の特集の見出しです。精神疾患は、一般的にはうつ病や統合失調症、自閉症などですが、神経変性疾患に伴う認知症など、高齢化社会を迎えた現代は益々増えてきそうな疾患です。
そのような中、精神疾患に関する研究が進んでいます。しかし、精神疾患の治療は、多くの研究が反映することなく、未だに脳内伝達物質であるモノアミンをターゲットにした薬物治療です。これは病態生理メカニズムの理解に基づいた治療ではないと、この書籍では言っています。(所謂対症療法?)
多くの精神疾患の方が漢方相談にお見えになります。精神神経の病名のほとんどは、過去に相談されているように記憶しています。
東洋医学の考え方は、何かが起こっている場所だけを見ることはありません。例えば、今回の精神疾患であれば、脳で起こっていますから、脳だけのことを考えて薬を選ぶことはありません。どうして、どこから、脳に至ったのかを心身の全体像から判断します。(脳といいましたが、東洋医学では、脳の機能と物質である脳自体を区別して考えるのですが)
東洋医学での精神疾患に対する見立て方は、元々脳だけじゃなかったのです。
今後、精神疾患に対する研究が進み、よりよい対処法が出てくれば良いですが、まだ暫く時間がかかりそうですので、東洋医学的アプローチもしてみてもいいんじゃないですか。
女性は自分の身体に関する情報に対し関心がある方が多く、最近も女性向け雑誌に40歳以降の女性の不調について特集が組まれておりました。その記事では女性ホルモンの不足による影響の可能性がある場合、ホルモン補充療法を勧めている内容でした。
しかし、意外にホルモン補充療法を敬遠する人が多くいることも事実です。重大な病気がないのであれば、漢方という選択肢もいいのではないでしょうか。
東洋医学において女性の体調変化をどうとらえていくかをご説明します。
人間の生理現象を著した東洋医学で有名な条文があります。黄帝内経という2千年前の書籍に書かれています。
その黄帝内経素問「上古天真論篇」には、「女子は七歳になると、腎気が充たされだし、歯が抜けかわり、毛髪もまた長くなってきます。十四歳になると、天癸が発育・成熟し、任脈は伸びやかに通じ、太衝の脈は旺盛になって、月経が時に応じてめぐってきます。だから子供を産むことができます。二十一歳になると、腎気が充満し、智(ち)歯(し)(親知らず)が成長して、身体の丈もまたのびきります。二十八歳になると、筋骨はしっかりして、毛髪ののびも極まります。この時期は身体が最も強壮である時期です。三十五歳になると、陽明経の脈が次第に衰え、顔面部はやつれはじめ、頭髪も抜けはじめます。四十二歳になると、三つの陽経の脈はすべて衰えてしまいます。それゆえ顔面部はまったくやつれ、頭髪もまた白くなりはじめます。四十九歳になると、任脈は空虚になり、太衝の脈は衰え、天癸は竭きて、月経が停止します。それゆえ身体は老い衰えて、もう再び子を産むことはできません。」(現代語黄帝内経素問東洋学術出版社より抜粋)と書かれています。(養〇酒のCMで使われていましたよね。)
ちょっと難しいかもしれませんが、簡単に言えば女性は7の倍数で変化していくということです。そして、14歳で生理が起きて子供が産めるようになり、28歳で腎の力が一番強くなり、少しずつ衰えて、49歳で閉経し子供を作れなくなるといっています。(2千年前も今も女性の生殖サイクルは変わらないんですね)
この女性の生殖に関わる根本的な力は腎精です。
では精を貯蔵している腎について見てみましょう。
腎とは
「腎」は身体の中で最も大切な臓器の一つ。中医学では、広く生殖や成長・発育、ホルモンの分泌、免疫系などの機能を併せ持つ“生命の源”と考えられています。
・腎の主な働きは、生命を維持するエネルギー源「精」(成長・生殖機能)を蓄える
・体内の水分をコントロール(排尿機能)する
・酸素を体内に深く吸い込む納気機能
・骨や歯、脳、髪などの生育
・耳や尿道、肛門の機能維持
このように、腎は身体全体の健康と深く関わっています。腎に蓄える精が不足し、機能が衰えると不妊症や精力の減退、更年期障害、骨粗鬆症、排尿トラブル、脱毛、健忘症、聴力の低下といったさまざまな不調や老化現象が現れるのです。
加齢により男女とも腎が衰えていきます。特に女性は閉経という生理現象により、女性ホルモンが急激に減少し様々な症状が現われてきます。(個人差があります)
閉経期(東洋医学では絶経期という)には、眩暈、耳鳴り、ホットフラッシュ、発汗、心悸(動悸)、不眠、煩燥して怒りっぽい、潮熱(夕刻の発熱)または顔面・目・下肢の浮腫、食欲不振、下痢または月経異常、情緒不安定などが現われます。
これは“腎虚”という状態であり、さらに腎陰虚、腎陽虚、腎陰陽両虚という状態に分けることができます。閉経期における女性の3分の2以上が腎陰虚であり、残りが腎陰陽両虚です。閉経期は単純な陽虚はほとんどありません。さらに五臓の心・肝・脾に波及して、いろいろな症状を生じます。
出てくる症状により漢方を選択していく必要があるため、ご相談いただくと幸いです。
また冬は、五行学説で考えると「腎」にあたる時期です。腎は寒さに弱いため、身体が冷えたり不摂生な生活を続けると、機能が衰えやすくなってしまいます。積極的な養生を心がけ、腎を健やかに保ちましょう。