『昭和堂薬局』

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中医学による妊娠期に必要なこと

  •  妊娠期は、妊婦の健康と胎児の正常な発育を保護する必要があます。
  • ① 適度な運動と休息
     「産孕集」という古典には「妊娠中には、起居飲食ともに緩和であることが最上である。安静が過度となると気は滞り、過度の労働をすると気が衰える」と述べられています。妊婦は規則正しい生活をし、過度な労働、重い物を持つ、高い所に上るなど危険なことは避け、胎児を損傷しないように注意しましょう
    ② 適度な食事
     妊婦の飲食は、あっさりとした味で消化しやすく、栄養豊富なものが適しています。
    ③ 胎育に注意する
     妊娠後は、視るもの、聴くもの、言動、思想などすべてを正すと、胎児もそれによって感化される。「葉氏女科証治」では、「出産前には静養することが最も大切である。良し悪しを比較しなければ気は損傷しない。損得を争わなければ神(心)は疲れない。心が嫉妬しなければ血は自然と充実する。安寧で閑静にしていることが胎育である。」と書かれています。
    ④ 房事を慎む
     妊娠3か月以内、妊娠7か月以後は、流産、早産、邪毒感染を予防するため房事(性交)は避ける。
    中医婦人科にはこの様な事が書かれています。
  •  私も、不妊で漢方相談に来ている方が妊娠すると、妊娠中にどんな事を(養生)すればいいのか質問されますので、このような事は言っています。
     「動かな過ぎてもダメ、動きすぎてもダメ」って難しいですけど、家事など日常生活は普通にするってことだと思います。
     初めての妊娠だと不安ですもんね。

昭和堂薬局 | 2021年12月21日


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