『昭和堂薬局』

WhatsNew

 

AMH(抗ミュラー管ホルモン)が低いと言われてショックを受けた方

 女性は、お母さんのお腹の中にいる時にすでに卵子のもとである原子卵胞を持っています。生まれてから年齢が上がるにつれて、その数は減少していきます。ある時点で原子卵胞をどの程度持っているかを推測する値として、AMH(抗ミュラー管ホルモン)があります。

 

 この数字が低いと、例えば30歳前半の人が、あなたは40歳の値ですと言われたりするので、ショックを受けて我々漢方薬局などを訪ねてきます。

 

 しかし、AMHが低くても妊娠率が低いわけではありません。いい卵胞が育って質のいい卵子に育ってくれればよいのです。閉経期でも原子卵胞がゼロにはなりません。

 

 このAMHはあくまでの目安だと思っていただければいいと思います。但し、目安だからといって悠長に構えていることはできませんので、しっかりと妊活に取り組んでください。

 

 妊活成功の秘訣は、卵子・精子の質を上げることです。漢方でいうと「補腎」です。


昭和堂薬局 | 2022年10月13日

 

妊活中の男性は、新型コロナウイルス感染症に要注意

 新型コロナウイルス感染症は一時と比べるとだいぶ減ってきてはいますが、まだ安心してコロナ前の生活に戻れるほどにはなっていないのが現状です。

 

 最近は、コロナ感染症のことよりも、感染後の後遺症が問題視されています。オミクロン株の感染が主になってからは、それまでの臭覚・味覚異常、脱毛などから、倦怠感、頭痛、睡眠障害、呼吸困難などが多くなっているようです。

 

 後遺症の起こる原因はまだはっきりしていませんが、何らかの原因で炎症が持続してしまうことがあげられています。(機会があったらもうすくし詳しくお話しします。)

 

 その中で、私が驚いたのは男性ホルモンの急激な現象です。岡山大学病院で、倦怠感やうつ症状で来られた患者さんの血中テストステロン(男性ホルモン)を測定したところ、正常値の半分になっていたそうです。テストステロンは精巣で作られますが、そのテストステロンをつくるライディッヒ細胞に新型コロナウイルスが感染することによりテストステロン値が減少したのだろうということです。おそらく、精子や勃起力にも影響している可能性が考えられます。岡山大学病院の報告では、漢方薬を服用しながら経過監査視したところ数ヶ月で正常値に戻ったそうです。

 

 妊活中の男性は、妊活が数ヶ月ストップしてしまうので注意してもらいたいと思います。


昭和堂薬局 | 2022年10月4日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。