財団法人日本家族計画協会の2010年の「男女の生活と意識に関する調査」が発表されました。
1ヶ月以上性交渉しない「セックスレス」の夫婦は08年調査より4.3ポイント増加して40.8%となり、04年の調査開始から初めて4割を超えました。
一方で、不妊で悩む夫婦は非常に増えています。
この二つのことには関連があるのでは…
一昔前と比べて、結婚しても仕事を続ける女性が増えました。仕事が忙しくてなかなか二人の時間が作れない中で、そろそろ子供がほしいと思うとタイミングも難しくなります。そして時間が経つにつれて(特に女性が多いですが)不妊なのではないか?と焦りが出てきます。この不妊に対する焦りがさらにストレスになって「セックスレス」となっていく方も多いようです。夫婦の気持ちがややずれ気味なのかもしれません。
せっかく夫婦になったのですから、子供のいる生活より前に、子供のいない今しかできない二人の時間を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。旅行、食事、スポーツなどはストレス発散にもなります。お互いを見つめ合い、手をつなぎ、自然にスキンシップをとりましょう。
それでもどちらかの気持ちが大きくなり過ぎたら、素直に言って二人で話し合いましょう。お互いの気持ちを十分理解する必要があるのです。妊娠は二人でするものですから…
男性は女性に任せて知らん顔していませんか?
男性の積極的な協力も重要です。ストレス社会のせいか、男性不妊も増えてきています。男性の検査は女性と違って痛みもないですから、一度は精子の状態を調べておきましょう。
二人とも問題なければ、最低でも週一回くらいのセックスは心がけたいです。なぜなら、新鮮な方が精子の状態がいいですし、セックスは夫婦の重要なスキンシップです。日頃からのスキンシップで二人の気持ちが一つになり、妊娠しやすい状態になります。妊娠には体だけではなく、心(気持ち)も大いに関係するのです。性欲は人間の三大欲求の一つですから、ストレス発散のためにもセックスを楽しんでください。
夫婦で仲よく楽しんで妊娠に向いましょう。
二人でうまく解決ができない時は、是非ご相談ください。