前回のコラムでも書きましたが、東日本大震災で多くの方が不安やストレスを感じています。うちのお客様も不安を訴える方がいらっしゃいますし、報道などでみる人々の行動もそれが表れています。そんな事を思っていたときに面白い記事を見つけました。読売新聞の”こころ元気塾”というコラムです。その一部を紹介します。
[かむ]不快感抑えストレス減
苦しい時やつらい時、人は自然に歯を食いしばる。日常、何気なく行っている「かむ」という行為が、実はストレス解消に抜群の効果があることが、最新の脳研究で分かってきた。
試合前や試合中、せわしなくガムをかむプロ野球選手。そんな姿をテレビで見て、「マナーが悪い」と感じたことのある人は少なくないのでは。確かに、マナー的には褒められた行為ではないが、選手たちは経験的に気づいていたのかもしれない。「ガムをかむとリラックスできる」と――。
前回セロトニンのことを書きましたが、この噛むという行為もセロトニンを増やす方法なのです。
朝起きて光を感じ、リズム運動をすることがセロトニンを増やし、交感神経を優位にします。またセロトニンが多いことで気持ちを穏やかにするのです。
そのリズム運動には、噛むことや歩くこと呼吸などがあります。朝食を摂ったり、朝の散歩やラジオ体操などもいいと思います。少しの工夫で心身の状態を良くできるのです。
しかし、すでに不安感が大きくなってしまった方は漢方で体のバランスを整えてあげるといいと思います。
心身を健康に保ち、今回の震災から何としても立ち直りましょう。