現代人の多くの体調不良に「瘀血」が関わっていることが多くあります。
その主な原因はというとストレス・睡眠不足・生活のリズムや食生活の乱れ・運動不足・加齢など様々な原因により起こります。
「瘀血」とは、血液の粘稠性が増したり、巡りが緩やかになったり、滞ったり、場合によっては固まりになったりした状態です。「瘀血」は、病気になっていく過程で起る病理産物で、ほかの病気を引き起こす原因でもあります。
瘀血も有無を簡単に判断するには、下記の表を参考にしてみてください。
中医学的病因病機から見ると、「瘀血」は始めから発生するわけではなく二次的な産物であるとされています。
何らかの「瘀血を発生させる原因」があり、その結果として「瘀血」が発生したという具合です。
「瘀血を発生させる原因」として、いくつか例を挙げてみます。
・ストレス→気の推動作用(すいどうさよう/物を動かすためのエネルギー)によって血の運行は支えられており、ストレスは気を停滞させてしまうために、推動作用が停滞した結果、血の運行も停滞したために「瘀血」が発生する。このことを「気滞血瘀」といいます。
・疲れ・寝不足→日中の活動が過度であったり、疲れを回復させるための睡眠が不足すると、気の推動作用が低下し、血の運行も低下したために「瘀血」が発生する。このことを「気虚血瘀」といいます。
・飲食の乱れ→食生活の乱れによって身体にとって必要なたんぱく質の摂取が少なければ、血の原料が入らず、血の不足が生じてきます。流量が少ない河川と流量が豊富な河川では、河岸の汚れが違うように、血の不足もまた、「瘀血」を発生させる原因となります。これを「血虚血瘀」といいます。
・冷え→極寒の地の河川が凍り付き、流れが滞るのと同様、身体が冷えていると血の流れが悪くなり、その結果として「瘀血」が発生する。このことを「寒凝による血瘀」といいます。
一度、病理的二次産物である「瘀血」が発生すると、それそのものが次の病因になる場合があります。
「瘀血」が発生した原因を含めた対処を同時に行うことで、改善を図ることができるでしょう。
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