肥満は、いろいろな病気の第一歩です。生活習慣病はもとより、心・脳血管系の病気や癌などあまり関係なさそうな病気までリスクが大きくなります。
最近、言われていることが、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクです。実際医療現場ではそれを直面しているそうです。また、肥満の程度によりますが、脂肪がつきすぎて挿管ができなかったり、エクモという人工肺がつかえないケースもあるそうです。
相対的危険度が1.2~1.8とされています。約2倍です。かなりリスクが高いと言えるのじゃないでしょうか。
鳥インフルエンザのときにも、肥満のリスクは知られていたので、新型コロナウイルス感染症だけというわけではないのですが
そのメカニズムは解っていないのですが、①肥満症ではウイルス感染効率が高まる、②ウイルスに対する防御が低下する、③過剰な炎症反応で、血栓ができやすく肺血栓・心筋梗塞・脳梗塞につながる。などがあるそうです。
一般的に肥満がそれほど体に悪いことだと思っていない人が多いように思います。しかし、実際に新型コロナウイルス感染症になって重症化して、太っているので挿管などできないので… と言われたら
現在、かなり感染者数が増えています。今のうちに対策をとっておいたほうがいいのではないでしょうか。