『昭和堂薬局』

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9月25日に厚生労働省は、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を正式に承認しました。

 認知症は高齢者の5人に1人と言われています。その中で、アルツハイマー型認知症は厚生労働省によりますと、2060年には800万人に上るといわれています。

 

 今回承認されたアルツハイマー型認知症治療薬は、原因物質ではないかといわれているアミロイドβ(ベータ)を除去する薬です。(この病気まだわかっていないことが多いんです。)

 

 しかし、アルツハイマー病の原因は多岐にわたっていて、アミロイドβの蓄積はその一つに過ぎないことから、治すものではなく、進行を遅らせるくらいです。あまり大きな期待はできません。それでも、既存の認知症治療薬よりも病気の根本に作用する薬ですので、ある意味、画期的だと思います。

 

 アルツハイマー病も含め、認知症という病機の背景には、慢性炎症があるといわれていますので、食生活、運動などで予防に努めることが一番いいんでしょうね。

 

漢方では、老化や脳に関係する「腎」を補う事と活血が中心になります。

 

 


昭和堂薬局 | 2023年9月26日

 

40代からの妊活を成功させるために

 今までも40代の妊活相談を多く受けてきました。そして妊活に成功する方達を見て来て思うことは、決して可能性がなく諦めなければいけないという事はありません。私も、多くの方に喜んで貰えるように、もっと良い提案があるんでわないかと、研鑽しています。

 

 私が40代の人達を見て来て思うのは、所謂体の老化度は、非常に個人差があると言うことです。その年齢迄の歴史が現れるのかもしれません。早期閉経など、特殊なケース以外は前向きに取らえて欲しいと思います。

 また、40代になったからと焦る必要はありません。ただ、たっぷり時間があるわけではないので、状況に応じて早めに取りかかりましょう。絶対に体外受精をしなくてはいけない訳でもありません。タイミングで妊娠される方もいらっしゃいます。

 

 一つ言える事は、年齢を巻き戻す事は出来ないので、もっと早く子供をつくることを考えていれば良かったなど、後ろ向きにならない事です。

 

 卵子の老化は、漢方で考えると、生殖を主る臓腑である「腎」の衰えです。補腎の漢方を中心に、その方にあった漢方薬を考えていきます。

 

 また、タイミングから始めようと思っている方も、不妊の検査はしておいた方がいいと思います。卵管の通過障害などがあってタイミングでは難しいケースもあります。卵管の通過障害が片方だけの場合は、通っている方が排卵するときにタイミングをとると妊娠可能です。

 

 私が担当した妊活相談で、出産の最高年齢は45歳です。現在、45歳以上で妊活相談にお見えになっている方が、数名いらっしゃいます。

ここまで、女性の話をして来ましたが、不妊の原因は、男性側にもあります。

 

 是非、ご夫婦でいっしょに取り組んで下さい。

 

 排卵している限り、何歳でもお手伝いさせて頂いています。


昭和堂薬局 | 2023年9月6日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。