『昭和堂薬局』

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店主が癌になった!

まさか、私に癌が…
 2024年4月に腎細胞癌になっている事が判明した。(右の腎臓全体の大きい癌と言われました)
 それまでの経過などから、何となくそんな気がしていたので、ビックリしたり落ち込んだりする事はなかったです。但し、「何としてでも克服したい」と思いました。*自分では血管系の病気にあるんじゃないかと思っていたんですが…


 できた場所が幸いして、免疫チェックポイント阻害剤(2018年にノーベル賞が授与された)とチロシンキナーゼ阻害剤(血管内皮細胞の増殖を阻害して、新生血管を抑制する薬)の併用で治療がスタートしました。(5月8日から)
*(癌細胞は、自分達を守るシステムを持っているので厄介なんです。チェックポイントは、癌細胞は遺伝子の変化で非自己になっていて、自分の免疫細胞の攻撃をうけるのですが、大きくなった癌細胞は自己である印の手を上げています。それを先に塞いでしまうことによって、自己の免疫細胞が攻撃出来るようになる薬が、免疫チェックポイント阻害剤です。チロシンキナーゼ阻害剤は、癌細胞は細胞分裂のスピードが早いため、栄養が不足します。それを克服するために、新しく血管を引き込んで栄養を得ようとするのです。この血管新生を抑制する薬です。この二つをブロックする薬を使ったのです。)

 

 幸い、一般的な抗がん剤とは違い、脱毛や嘔吐などはないので、病的な見た目や極度の衰弱はありませんでした。しかし、幹部の痛みのような違和感、倦怠感や皮膚の違和感(皮膚が固くなっている感じ)、頭痛、高血圧、内出血しやすいなど、健康の時とは違う身体の違和感はありました。(今の状態で、頭を強くぶつけてりしたら血管が切れるかもしれませんね。血管がもろくなっています。)自己免疫疾患になったり、血管がボロボロになるような事など、重篤な副作用が出ると治療が続けられなくなるんでしょうね。

 

 当初、この治療が決まって、この治療はがん細胞を直接叩くものではなく、自分の免疫担当細胞が癌細胞と闘いやすくしている薬ですから、自分の免疫を上げていく必要があります。そこで、主治医に漢方薬を飲むことを宣言し、治療開始前から飲み始めました。元々、漢方薬は飲んでいたんですが…
*主治医には漢方を飲む宣言をした時、失笑されました。

 

 中医学的に癌は、瘀血や痰という邪が発生したと見ることから駆瘀血剤と補気血薬、健康食品の乳酸菌を飲みました。(目的は、がん細胞が血管を引き込んだりすることにより、血の滞りである瘀血が発生しているので、それを活血することにより瘀血を取り省く、気を増やしたり、乳酸菌で免疫活性を上げることにより、自己の免疫細胞ががん細胞を叩くようにすることでした)実際、飲み始めて効果の実感はそれほどありませんでした。(治療の副作用予防も含めて考えていたので、治療が始まっても副作用によって治療を中止しなければいけないようなことは起こらなかったことは、漢方薬が寄与したのかなぁと思っています。)

 

まずは、ここまでにして、次回に途中経過を報告したいと思います。

*次回は、本人もドクターもビックリの結果が…


昭和堂薬局 | 2024年7月29日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。