『昭和堂薬局』

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妊活漢方はどんな漢方がいい⁉️

 「妊活に何を飲めば良いですか?」この様な質問よくあります。

 

 まず、年齢やご夫婦の身体の状況などでやる事が変わる事は、ご理解頂けると思います。(みんなが一緒の処方だったら、我々が問診する必要が無くなってしまいますものね。)

 

 五臓の中で、生殖に関わっている臓は「腎」です。この腎は加齢によって衰えます。その為、年齢である程度使う処方を変えています。(例えば、40歳以上は腎陽・腎陰・腎精を補える処方にします。30歳代は腎陽・補気血の処方です。)

 

 腎陽が生殖を実行する為の力です。例えば、良い卵胞を育てることもその一つです。腎陰は生殖の為に必要な物質です。例えば、卵胞そのものだったり、子宮を潤す物だったりです。

 

 ただ、年齢だけじゃなくその人の状況を勘案して、臨機応変に処方は変えますし、他の物を合わせたりもします。(妊活に関わる臓腑は、「腎」だけでなく、「肝」や「脾」などもありますので状況によって組み合わせます。)
ここまでが、前半卵胞を育てて、良い卵子を排卵させる。(体外受精だと、良い卵子を採卵する)

 

 ここから先が、今の医療で良くわかっていない部分です。受精から着床に至るメカニズムが、どんな事が起こっているかはある程度わかっているんですが、どうしたらそうなるのか、どんなメカニズムが、その着床のメカニズムを起こしているのかがわかっていない部分です。

 

 その為、不妊のクリニックでは、子宮内の細菌叢を調べたり、子宮内膜炎があるかどうか調べたりしています。おそらく、子宮内細菌叢も女性ホルモンも関わって、子宮内の免疫細胞を誘導したりして、受精卵の子宮に接着、子宮内への着床を起こしているんじゃないかと思っています。

 

 簡単に書きましたが、ホルモンや免疫細胞の複雑なメカニズムによって着床、妊娠成立が起こるんだと思います。

 

 そんなに複雑なメカニズムなら私は無理かもなんて思わないでくだない。ちょっとした歯車の狂いを修正すると妊娠するんですから…

 

 また、メンタルも妊活には関係しますから、悩んでいるなら相談して欲しいです。


昭和堂薬局 | 2025年1月31日


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