最近、食事の仕方について思うことがある。
それは、「食事を抜くなんて体に悪い」「食事はしっかり三回」という方が体に良いという風潮がある。本当にそうだろうか?
いつでもどこでも食べ物が手に入る―そんな暮らしができるようになったのは、人類の歴史の中でもごく最近のことで、ほとんどの時代では飢餓との戦いであったはず。
私たちのカラダは基本的には、飢餓に備えて栄養をため込むようにできている。
食べ過ぎによる弊害は、現在のメタボや糖尿病を筆頭に過去にはなかった病気の増加につながっていることは、明白であると思う。
私は、最近朝食を食べることをやめた。
そもそも空腹感も、あまり無く食べていた朝食をやめると、昼食がおいしい。
頭も冴えて体も軽い。
「空腹感があり、おいしくご飯が食べられる」
このことは、食事をとる上で一番大事な事ではないだろうか。
みなさんは、空腹感ありますか…
飽食をやめて朝だけ断食
人類史上これほど飽食の時代はありません。
多くの人は食べ過ぎです。目が覚めて朝食、お昼に昼食、3時におやつ、夜には夕食、夜食。テレビや本を読みながらスナック菓子を食べている人までいます。
いつもいつも食べているので内臓が休まる暇はありません。
-中略-
ことわざに「腹八分に病気なし、腹十二分に医者足らず」とありますが四分の差が病気をつくります。一日の食事の3分の1を減らせば病気をしなくてすむということです。
減らすなら朝食が最適です。朝食は英語でbreakfast、breakはやめる、fastは断食の意味があります。前の日の夜からの断食をやめるという意味です。
「吸収は排泄を阻害する」という体の法則どおり、胃腸が消化吸収している間は体内の栄養物や老廃物を十分に燃焼できないので悪い物を排泄できません。
ところが夜から朝は断食と同じ状態で胃腸は休んでいるため、寝ているときに排泄機能がフル回転し、口臭や目やに鼻汁、濃い尿が出ます。
これは体内の栄養物が燃焼した後のもえかすです。
これは“非常識の医学書”いう本からの抜粋です。
現代人の食の問題の一つは「食べ過ぎていること」。
人間は食事をしていない時に排泄機能が高まり体のゴミを処理してくれています。それと同時に体の回復を促すホルモンの分泌も高まります。さらに最近では「長寿遺伝子」が働き出すことまで分かってきました。
飽食の時代を生きる我々には、食事をしていない時間がいかに大切かがわかります。
体内のゴミを処理できないということは、シミやシワの美容面はもちろん、脂肪が増え、免疫力の低下を引き起こします。簡単にいうとカラダの「老化」が進みます。
何を食べればいいかと同時に食べない時間をつくる事も、同じくらい大事です。
いらないものを溜めすぎていると感じている方は少なくないはず。
大きな荷物を抱えているカラダから、いらないものをスッキリと捨て去ることやっぱりカラダをつくる食事からですよネ